ギャンブル依存症の皆様。
ギャンブル依存症が非難されているからと言ってデメリットばかりだと思ってはいませんか?
僕はそうは思いません。
実際僕がギャンブル依存症になって気づいたこともあります。
おそらく,ギャンブル依存症はデメリットばかりあってバランスが悪いことが非難の原因でしょう。
今回はギャンブル依存症のメリットとデメリットについて代表的なものを挙げていきます。
デメリットばかりを気にすると心が病んでしまいます。
自分にもメリットがあって,使い方はこれであっているのか再度考えていただきたいです。
- ギャンブル依存症で自己嫌悪に陥っている人
- ギャンブル依存症の人を励ましたい周りの人
- ギャンブル依存症について理解したい人
ギャンブル依存症にメリットなんて存在する?
おそらく,ギャンブル依存症の方はメリットが無いと思い込んでいる方が多いでしょう。
調べても出てこないし,ギャンブルなんて良いことづくめではないことを理解しているからです。
しかし,実際はどうでしょうか?
ギャンブルのために注いできた時間で何かを習得している可能性もあります。
正直,得たものより失ったものの方が多いですが…。
ここで考えていただきたいのは,ギャンブルで得たものを他の事に”変換すること“。
ここからはギャンブル依存症のメリットについて2点紹介します。
- 本質をつかむ力
- 何かに没頭する力
それでは一つずつ見ていきましょう。
本質をつかむ力
ギャンブル依存症のメリット1つ目は「本質をつかむ力」です。
僕はパチンコ・スロットを専門としていたため,それを例にお話しさせていただきます。
ギャンブルには勝ちたいですよね?
勝つためには戦術を立てなければいけません。当然ですね。
戦術を立てるためには理論的な理解が必要不可欠です。
例えば,抽選回数が多い方が母数が増えるため当たりやすいなど。
パチンコの釘読みの方法を調べて習得したりとか,理論的な分析を始めます。
ギャンブルに勝つためにはギャンブルを完全に理解する。
つまり本質をつかんで根本からコントロールする必要があります。
本質が完全に理解できるかどうかは別の話です。
しかし,もしできた場合はギャンブルを辞めるかプロになるかでしょう。
気づいていただきたいのは,あなたは本質をつかむための努力が出来るということです。
目的のために本質をつかんでコントロールしようとする思考は物事全てに共通します。
ギャンブルよりも価値のあるものにその力を使えたら,あなたにどんな恩恵があるか考え直してみてくださいね。
何かに没頭する力
ギャンブル依存症のメリット2つ目は「何かに没頭する力」です。
僕の経験上,ギャンブルにはハマる人とハマらない人が完全に二極化します。
ハマる人はギャンブルの面白さとお金になる点で夢を感じます。
逆に,ハマらない人は楽しさも夢も魅力も何も感じないそうです。
ギャンブルにハマる人はよく言えば才能なのです。
当然,没頭するからには最大限楽しむ努力は惜しみません。
その才能をギャンブル以外に使ったらどうなるか想像はつきますか?
おそらく,事業を立ち上げたりしても成功するとしか思いません。
理由は結果がついてくるまでやりきるからです。
そうなると,稼げるお金はギャンブルとは比にならないほどになります。
楽ではないのは事実ですが,社会的に価値がある方に才能を集中させた方が有意義でしょう。
ギャンブルはあくまで娯楽。
その認識はしっかりと持って才能の別の使い方を考えてみてください。
デメリットは挙げ始めたらきりがない
さて,散々言われてきたギャンブル依存症のデメリット。
メリットと比較すると比にならないくらい多いことはもうお気づきでしょう。
そうでないと,ギャンブル依存症で悩んだりはしないはずですから。
では,デメリットは克服できるのでしょうか?
結論から言うと,後天的なデメリットは克服が可能です。
ここからはギャンブル依存症による後天的なデメリットを3点紹介,同時に克服方法も検討します。
- 金銭感覚のバグ
- 時間間隔のバグ
- 情が薄い
それでは一つずつ見ていきましょう。
金銭感覚のバグ
ギャンブル依存症のデメリット1つ目は「金銭感覚のバグ」です。
あなたは食事にどれくらいお金をかけていますか?
自炊して節約している方もいれば,1000円以下で安く外食している方まで様々でしょう。
対して,ギャンブルにいくら投資していますか?
おそらく,数百円~数千円では収まらず,万単位なのは間違いないはず。
そして,そのお金を食事に使えますかというお話です。
「使えない,そのお金は浮かせてギャンブルに使いたい」
はい,金銭感覚完全にバグってますね。生命活動よりもギャンブル優先ですから。
克服方法ですが,「人と一緒に過ごすこと」をおすすめします。
価値観というものは環境次第で移るということをご存知でしょうか?
正しい金銭感覚を持った人と一緒にいることで価値観を移してもらいましょう。
もちろん,狂った価値観を相手に移してしまう可能性も否定は出来ませんので,移さないように意識することを怠ってはいけませんよ。
時間はかかるかもしれませんが,確実に金銭感覚のバグは克服できるでしょう。
時間感覚のバグ
ギャンブル依存症のデメリット2つ目は「時間感覚のバグ」です。
金銭感覚と同様,1日に使う時間配分もバグっています。
ギャンブルは待ち時間など急遽空いてしまった時間を埋めるために使うには最適です。
しかし,ギャンブル依存症はそうもいかないのです。
1日,朝から日が落ちるまでつぶす勢いでギャンブルをします。
しかも,食事をすることも忘れて。空腹でも無視して打ちます。
三度の飯よりギャンブル優先?
はい,時間感覚のバグが起きてますね。
数値にして言えば,10時間程度。
実際に僕がやっていた時間です。
この時間,もっと価値のあることに使えたらとは毎度思っていました。
克服方法ですが,「自分の好きなこと・価値を感じることを認知すること」をおすすめします。
基本的にギャンブルは”何もすることが無いから“行くことが多いのです。
逆にやらなければいけないことがあれば,多少の制御が効きます。
つまり,「やらなければいけないこと」で1日埋めてしまえば良いのです。
好きなこと・価値を感じることならば,やらなければいけないことにするのも苦にはならないはず。
ぜひ,改めて考える時間を設けてください。その時間には価値があります。
情が薄い
ギャンブル依存症のデメリット3つ目は「情が薄い」です。
ギャンブル依存症になると,喜怒哀楽の「楽」を中心に情が薄くなっていきます。
原因は神経伝達物質の「ドーパミン」
ドーパミンが分泌すると,快楽や興奮を得ることが出来ます。
ギャンブルはドーパミンの分泌量が半端じゃない。
それ以下の刺激には物足りなさを感じてしまうことこそ,情が薄くなってしまう原因です。
喜怒哀楽の「楽」が薄くなると,他の感情も時間が経つにつれて徐々に失われていきます。
最悪の場合,人生に価値を感じなくなってしまう場合も…。
克服方法ですが,「ギャンブルを辞める」以外の方法はありません。
人間は慣れる生き物です。
ギャンブルの無い生活に慣れることによってドーパミン過剰分泌を防ぎます。
そうすれば,感情も取り戻せるでしょう。
僕自身もギャンブル依存症全盛期は感情がほとんどなく,何も感じないようになりました。
当然,あまり笑わなかったです。
しかし,ギャンブルを辞めてからはしょうもないことでも笑えるようになっています。
それに伴い,日々の充実感と幸福感もしっかり感じるようになってきました。
とにかく,めちゃくちゃきついですがギャンブルは辞めてみてください。
きっと,今まで見ていた日常が輝かしいものだといつか実感できるはずです。
本日のまとめ
- ギャンブル依存症にもメリットはある!あとは使い方の問題
- ギャンブル依存症のメリット
・本質をつかむ力
・何かに没頭する力 - ギャンブル依存症のデメリットは数えきれないほど…
それでも後天的なデメリットなら克服可能 - ギャンブル依存症のデメリット
・金銭感覚のバグ
・時間感覚のバグ
・情が薄い
ギャンブル依存症にもメリットがあります。
もちろんデメリットを克服することも重要です。
それでも,せっかくならメリットをうまく利用してみませんか?
考え方や価値観が変化している状況がピンチでもありチャンスでもあることを理解しましょう。
そうすれば,非難ばかりの現状が賞賛ばかりの未来になる可能性もありますよ。
実現するために。今は行動あるのみです。
さて,今日も忙しくなります!楽しんでいってらっしゃい!
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