ギャンブル依存症から発展する悪い癖の1つに「さぼり癖」が挙げられます。
何となくでは理解しているかもしれませんが,実際どんな人がさぼり癖がある人なのか明確にするとなかなか難しいものです。
また,癖は治そうと思えば治すことが出来ます。
そのためには,さぼり癖に関しての理解を深めて原因を追究,行動することが必要不可欠でしょう。
今回は,「さぼり癖」に関しての特徴を具体的にまとめ,治す方法を考えていきます。
ギャンブル依存症の方に限らず,さぼり癖は誰でも成り得る悪い癖です。
現状を見つめた時に,自分がさぼり癖があると感じた方はぜひ参考にしてください。
- さぼり癖があると自覚している人
- さぼり癖に関して何となくの理解しかできていない人
- さぼり癖を治したい人
さぼり癖の特徴
さぼり癖の特徴は本当に人それぞれです。
それに伴って,価値観も色々なのですが今回は代表的なものを3点まとめました。
- 先延ばし
- 集中力の欠如
- 常に自分に甘い
どれも仕事や勉強,日常生活にまで悪い影響を及ぼす要素です。
具体的に一つずつ紹介していきます。
先延ばし【ギリギリエンジン着火型】
さぼり癖がある方は何でもかんでも先延ばしにします。
しかし,期限だけははっきりと覚えている方が多いです。
それはギリギリになるまでエンジンがかからないような性質を持っているからでしょう。
仕事も勉強も日常生活も全てはタスクの集合体です。
それを何でもかんでも先延ばしにするとどうなるでしょうか?
当然,蓄積します。
小さなものから大きなものまで。塵も積もれば山となるを体現してきます。
さて,ギリギリにエンジンをかけたところで期限までにこなせるのでしょうか?
言わなくても分かりますね,基本的に無理なんです。
原因がキャパオーバーなのは言うまでもないですね。
このように,先延ばしを継続していくと何もかも悪い方向に行ってしまいます。
メリットは一瞬だけ楽できること。デメリットはキャパオーバーで詰むこと。
損得のバランスが明らかにおかしいことも明確ですね。
集中力の欠如【ゴールが存在しない永遠作業】
さぼり癖がある方は集中力が著しく低い傾向にあります。
原因は,目標とするものが無いからですね。
つまり何のためにやっていて,何を目指しているかがはっきりしないせいでやる気が出ないのです。
やる気が出ないとぼーっとする時間も増えます。
もちろん,リラックスの時間は人間に必ず必要なものだし,リラックスした方が生産性が向上するという研究結果も存在しています。
しかし,やることもやらずにぼーっとする時間はただの“堕落”です。
そして何より,行動自体が遅すぎるためタスクに追いつけずに先延ばし同様で蓄積します。
蓄積したら最後。こちらもキャパオーバーで詰みます。
これに関してのメリットは無いといっても過言ではありません。
デメリットしかない行為を続けても何も生みませんよ。
常に自分に甘い【欲望に忠実】
さぼり癖がある方はとにかく自分に甘いです。
人間誰でも自分が一番かわいいですから,甘さも大切です。
問題なのはやるべき時に自分にムチが打てるかでしょう。
そうすることでメリハリのついた作業をすることが出来るのですが,常に自分に甘い方はそのメリハリを作ることが出来ません。
目の前にベッドがあったり,食べ物があったり,漫画・ゲームがあったりすると我慢できずに手を出してしまいます。
当然,欲望に忠実になっている時間は作業なんて進んでないことはお分かりでしょう。
とにかく我慢が出来ない,やるべき時にやることを出来ない方こそが常に自分に甘い方だと言えます。
メリットは満足感を得られることでしょう。
しかし,デメリットはメリハリがつけられなくなります。
自分を甘やかすのも限度が必要ということですね。
さぼり癖の治し方
「癖」を治すことは理解を深めて原因を追究することが重要だと冒頭でお話ししました。
ここからはアウトプット部分になります。
原因を追究して,治し方を実践するフェーズです。
治し方に関して代表的なものを3点にまとめました。
- 目標設定を明確に
- スケジュール管理
- 小さな成功を祝う
これらを実践,そして継続が出来ればさぼり癖はすっかりなくなるどころか,時間の使い方がうまくなるかもしれません。
ぜひ,見るだけではなく行動に移してみてください。
目標設定を明確に【ゴールがあればやる気アップ】
さぼり癖の原因のうち,目標がないことが挙げられました。
それならば,目標を設定してしまえばいいのです。
例えば,提出期限が1週間後の資料があったとしましょう。
しかし,実際には集中して取り組むことが出来れば1~3日で終わる内容だったとします。
これは3日で終わらせましょう。
このように自分の中で目標を設定するのです。
1週間という期限を目標にしてしまった場合は目標達成が出来なかった場合に即ゲームオーバーですが,3日の期限を目標にした場合はまだ猶予があります。
また,“時間”を基準に目標設定するだけではなく,“出来高”を目標にするのも効果的でしょう。
毎日10ページやる!などがいい例です。
このように目標が明確になっていることで物事にゴールを作ることが出来ますので,あとはひたすら行動して達成するのみというとてもシンプルな考え方に変えることが出来ます。
また,ゴールが決まっていれば逆算して考えることもできるため,道筋の洗い出しも簡単にできます。
目標を考えること自体に時間を使ってしまうことは難点ですが,これは後から取り返せる時間です。
まずは目標を設定することから始めよう!
スケジュール管理【自分の無駄時間を洗い出せ!】
スケジュール管理をすることで自分の必要な時間と不必要な無駄時間の把握が出来ます。
仕事や食事,睡眠などは必要な時間でしょう。
しかし逆に,無駄にスマホをいじったりしている時間はありませんか?
もちろん,ストレス解消にもつながりますので”無駄”までは言いません。
しかし,必要な時間かと言えばそうではない。
このようなことがはっきりとわかるのがスケジュール管理の魅力です。
不必要な時間はリラックスや勉強,副業などに変換することが出来れば,1日を必要な時間のみにすることが出来て,充実したと実感できる1日に出来るのは間違いないでしょう。
さぼり癖がある方は不必要な無駄時間をとりすぎている可能性が高いです。
スケジュール管理をすることで堕落生活から抜け出しましょう。
スケジュール管理アプリとかもあるから簡単に出来るかも!
小さな成功を祝う【人間は報酬を求めている】
小さな成功を祝う。
実はこれが一番本能的にさぼり癖を解消できる方法です。
理由は無意識レベルで僕たち人間は報酬を求めているからです。
目標を達成できたなどの大きな成功だけではなく,今日も早起きすることが出来たなどの小さな成功でいいのです。
報酬があることのメリットは継続に繋がりやすいこと。
当然,小さな成功を毎回盛大に祝うと逆効果になってしまいます。
しかし,その祝いの度合いを変化させることで上手くやる気に直結させることが出来ます。
この部分を終盤の方に書いたのは,実はこれを読んでくださっているあなたのため。
よくぞここまで読んでいただけました。自分を祝ってあげてください。
ここまで見てくれてありがとう!すごいね!!
本日のまとめ
- 悪い癖を治す第一歩は「理解」
- さぼり癖の特徴
・先延ばしによるキャパオーバーで詰む
・集中力の欠如による行動の遅さで詰む
・常に自分に甘いことによる欲望への耐性で詰む - 理解が出来たら,原因の追究と「行動」あるのみ
- さぼり癖の治し方
・目標設定を明確にして考え方をシンプルにする
・スケジュール管理で無駄時間を洗い出し,価値のある時間に変換
・小さな成功を祝って継続していこう
今回は”さぼり癖”に関する特徴と治す方法を紹介しました。
インプットしたらアウトプット。すべての事象において言えることです。
理解するだけで満足せず,ぜひ行動に移してみてください。
そして継続することで習慣化させ,弱点を逆に強みに変えられることを期待しています。
さて,今日も忙しくなります!楽しんでいってらっしゃい!
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